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砂漠の落雷:雷管石

雨の少ない砂漠でも、年に何回か大雨が降る。激しい雨は、時には雷をともない、砂漠にも雷は落ちる。
激しい雷が砂漠に落ちるとどうなるのでしょうか。
サハラ砂漠などでは、石英の多い砂が6億ボルトもの落雷のエネルギーで溶解し、砂が濡れているために、電流が流れた砂の部分が通路のようになって、その周辺の砂が管状にガラス化した石ができる。 砂漠の表面から地中に向かって管状の石ができます。この石は雷管石あるいはFulguritesと呼ばれます。
DSC_0069.JPG 写真は、サハラ砂漠で発見されたものです。
 
比較的まっすぐな管状のものや枝状に分かれた形状のものなど、それぞれ不思議な形状をしています。 枝分かれする場合は、ちょうど木の根のように深いところが枝に分かれる形になります。管の内部はヒダになったり、無数の気泡ができていたりする。気泡は石英が溶融した際に発生したガスによるも ので、雷管石の特徴です。
石英の溶解温度は1710℃です。この温度をはるかに超える熱が発生しなければ、雷の一瞬のエネルギーでは、このような石はできません。発見される場所は、主にサハラ砂漠、アメリカの西海岸などです。
雷管石は、このような経緯で生成するため一つの独立した鉱物に分類することができる。フランスの鉱物学者アルフレッド・ラクロアーは、高温化学に貢献したルシャトリエを記念して、ルシャトリエ石と名づけた。
雷管石の存在は、古くはギリシャ・ローマでも知られていましたが、1706年ドイツのシレジャの地層中で発見された石が、後に雷管石であることが確認されるのだが、発見当時は、これが雷によるものとは、だれも考え付きませんでした。
現在、最古の発見とされているのは1790年Witheringが大樹に落雷した直後に、根元から発見したのが、最初の記録となっています。
ながいこと、日本では雷管石ができるような大きな電圧を発生する雷はできないと考えられており、事実、雷管石は発見されませんでした。

しかし、1966年6月6日に岩見沢市奈良町で発見された石が詳細な検査の結果、雷管石であることがわかり、日本初の雷管石とされました。
現在、その石は岩見沢郷土科学館に資料として展示されています。
次の写真も雷管石です。やはりサハラ砂漠の産出です。
今回のキャンペーンでは、この写真の雷管石2個をお一人に抽選で差し上げます。
DSC_0085.JPG DSC_0046.JPG
   
記事の詳細はこちら | by masato at 2007/09/10
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